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公共空間における子どもたち

Grandir ICI ムーブメントとファミリーフレンドリーな空間の未来について

4月、私たちのフランスチームは Grandir ICI の立ち上げに参加しました。これは、「私たちは日常生活の中で子どもたちにどのような居場所を与えているのか?」という本質的な問いを投げかけるムーブメントです。

その背景には、ヨーロッパでますます広がりを見せている “No Kids” トレンドがあります。家族連れを断るレストラン、大人専用のホテル、そして遊んだり笑ったりする子どもたちが「迷惑」と見なされる公共空間。

しかし、問題は子どもたちではありません。
遊び、動き、発見し、感情を表現することは、子どもにとって自然な成長の一部です。本当の問題は、私たちの空間がそれを受け入れる余地をまだ持っているのかということです。多くの環境は、大人の期待 ― スピード、静けさ、効率、コントロール ― を中心に設計されています。

オランダでは、何十年もの間、別のあり方が可能であることが示されています。子どもたちは公共生活やホスピタリティ空間の自然な一部として存在しています。それは単に遊び場があるからではなく、空間設計や考え方そのものが、あらゆる年齢層を考慮しているからです。

まさにそれが、Grandir ICI がフランスで目指していることです。まず意識を変え、その後に空間を変えていくこと。

単なる遊び場ではありません

IKC Play では、ファミリーフレンドリーであることは遊具を設置するだけではないと考えています。遊び場があるだけで、その場所が自動的にインクルーシブになるわけではありません。大切なのは、空間全体の体験です。

ベビーカーでも通りやすい広い通路、子どもにも積極的に声をかけるスタッフ、異なる高さに配置されたサイン、そして子どもの動きがすぐに「迷惑」と見なされない待合スペース。こうした配慮が重要です。

同時に、よく設計された遊び空間は大きな違いを生み出します。レストラン、ホテル、待合室などで、家族全員にとってより快適で落ち着いた時間を提供します。しかし、それが機能するのは、組織全体が「子どもたちは歓迎されている」と示している場合だけです。

すべての人のための空間づくり

公共空間で子どもたちをどのように扱うかは、私たちの社会の価値観を映し出しています。子どもたちのための場所をつくる社会は、結果として誰にとっても優しい社会になります。

それが IKC Play が目指していることです。持続可能で安全、そして魅力的な遊び空間を設計するだけでなく、組織が本当の意味でファミリーフレンドリーになるための考え方を共に築いていきます。